執筆者
池浦整形外科
院長池浦 淳
経歴
- 2001年関西医大附属病院 整形外科
- 2003年天心堂へつぎ病院 整形外科
- 2004年宇治徳洲会病院 整形外科
- 2005年市立岸和田市民病院 整形外科
- 2008年関西医大附属病院 整形外科
- 2017年関西医科大学総合医療センター 整形外科
- 2020年関西医科大学総合医療センター 脊椎神経センター 副センター長
骨粗鬆症は、年齢とともに起こりやすくなる病気ですが、日常生活の習慣を見直すことで発症や進行を予防することが期待できます。骨の健康を保つためには、食事、運動、生活習慣の三つの要素を意識することが大切です。若い頃からの生活習慣が将来の骨の強さにも影響するため、日頃から骨を意識した生活を心がけることが重要になります。
骨の健康を保つためには、骨の材料となる栄養素をバランスよく摂取することが大切です。特にカルシウム、ビタミンD、ビタミンK、たんぱく質などは骨の形成に関わる重要な栄養素です。
カルシウムは骨の主な材料となる栄養素で、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、小魚、大豆製品などに多く含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあり、魚類やきのこ類などに多く含まれています。ビタミンKは骨の形成を助ける栄養素で、納豆や緑黄色野菜に多く含まれています。これらの栄養素を偏りなく摂取することが、骨の健康維持につながります。
適度な運動は骨を強く保つために重要です。骨は適度な負荷がかかることで骨形成が促されるため、日常的に身体を動かすことが骨量の維持につながります。ウォーキングなどの運動は骨に適度な刺激を与えるとともに、筋力やバランス能力の維持にも役立ちます。
また筋力を保つことは転倒予防にもつながります。骨粗鬆症では骨折を防ぐことが重要であるため、運動によって身体機能を維持することは大切な予防の一つといえます。
ビタミンDは食事からだけでなく、日光を浴びることで体内でも作られます。適度に日光を浴びることは、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの生成につながります。散歩や軽い運動などで屋外に出る習慣を持つことも骨粗鬆症予防に役立ちます。
喫煙や過度の飲酒は骨の健康に悪影響を与えることが知られています。喫煙は骨形成を抑制する作用があり、過度の飲酒は骨代謝のバランスを乱す可能性があります。骨の健康を守るためには、こうした生活習慣にも注意することが大切です。
骨粗鬆症は自覚症状が少ないまま進行することが多いため、骨密度検査などによって骨の状態を確認することが重要です。特に閉経後の女性や高齢の方では骨密度が低下しやすいため、定期的に検査を受けることで早期発見につながります。骨の状態を知ることは、骨粗鬆症の予防や早期治療の第一歩となります。
骨粗鬆症は自覚症状が少ないまま進行することが多く、骨折して初めて気づくケースも少なくありません。背中や腰の痛み、身長の低下、転倒しやすくなったと感じる場合には、骨粗鬆症が関係している可能性があります。
骨粗鬆症は、骨密度検査によって現在の骨の状態を確認し、早期に治療や予防を行うことで骨折のリスクを減らすことが期待できます。特に閉経後の女性や高齢の方、骨密度の低下を指摘された方は、定期的な検査が大切です。
大阪府高槻市の池浦整形外科では、骨密度検査を行い、骨粗鬆症の診断から治療、予防まで総合的に対応しています。骨粗鬆症が気になる方や骨密度検査をご希望の方は、お気軽にご相談ください。







