執筆者
池浦整形外科
院長池浦 淳
経歴
- 2001年関西医大附属病院 整形外科
- 2003年天心堂へつぎ病院 整形外科
- 2004年宇治徳洲会病院 整形外科
- 2005年市立岸和田市民病院 整形外科
- 2008年関西医大附属病院 整形外科
- 2017年関西医科大学総合医療センター 整形外科
- 2020年関西医科大学総合医療センター 脊椎神経センター 副センター長
骨粗鬆症は自覚症状が少ないまま進行することが多いため、症状がなくても骨密度が低下していることがあります。特に次のような方は骨粗鬆症のリスクが高いとされているため、一度骨密度検査を受けることをおすすめします。
女性は65歳以上、男性は70歳以上になると、骨粗鬆症のリスクが高くなるといわれています。
加齢とともに骨を作る働きは低下し、骨量は徐々に減少していきます。年齢が高くなるほど骨折のリスクも高まるため、症状がなくても定期的に骨密度検査を受け、骨の状態を確認することが大切です。
過去に軽い転倒や日常生活での動作をきっかけに骨折したことがある方は、骨密度が低下している可能性があります。
特に背骨、手首、太ももの付け根などを骨折したことがある方は、骨粗鬆症が背景にある場合もあるため注意が必要です。
健康診断や人間ドックなどで骨密度の低下を指摘されたことがある場合は、骨粗鬆症の可能性があります。骨密度の状態を詳しく確認し、必要に応じて予防や治療を行うことが大切です。
女性は閉経後、女性ホルモンであるエストロゲンが減少することで、骨量が急激に減少することがあります。
そのため、閉経後の女性は骨粗鬆症の発症リスクが高くなるといわれています。症状がなくても、定期的に骨密度を確認することが大切です。
体重が少ない方や、最近体重が減少した方は、骨量が少なくなりやすい傾向があります。
特にBMIが18.5未満のやせ型の方は、骨粗鬆症のリスクが高くなることがあるため、骨密度検査を受けて現在の骨の状態を確認しておくことをおすすめします。
喫煙や過度の飲酒は、骨の健康に影響を与えることがあります。
生活習慣が骨密度の低下に関係している場合もあるため、喫煙習慣がある方や飲酒量が多い方は、一度検査を受けておくと安心です。
運動量が少ない方や、病気・けがなどで長期間安静にしている方は、骨への刺激が少なくなり、骨量が低下しやすくなります。
日常的に体を動かす機会が少ない方も、骨粗鬆症の予防のために骨密度を確認しておくことが大切です。
ご家族に骨粗鬆症と診断された方がいる場合や、特に母親が大腿骨近位部骨折を経験している場合は、骨粗鬆症のリスクが高くなることがあります。
大腿骨近位部骨折は、太ももの付け根に起こる骨折で、骨粗鬆症と関係していることがあります。将来の骨折予防のためにも、早めに骨密度を確認しておくことをおすすめします。
ステロイド薬を長期間使用している場合、骨量が減少しやすくなることがあります。持病の治療でステロイド薬を使用している方は、骨粗鬆症のリスクが高くなるため定期的な検査が必要になります。
次のような病気がある方は、骨密度が低下しやすくなることがあります。
関節リウマチ、慢性腎臓病、糖尿病、甲状腺・副甲状腺の病気、吸収不良症候群、炎症性腸疾患、胃切除後の方などは、骨粗鬆症のリスクに注意が必要です。
治療中の病気がある方は、主治医と相談しながら骨の状態も確認しておくことが大切です。
一部のお薬は、長期間使用することで骨密度に影響することがあります。
ステロイド薬のほか、プロトンポンプ阻害薬、アロマターゼ阻害薬、GnRHアゴニスト、抗けいれん薬などを使用している方は、骨粗鬆症のリスクが高くなる場合があります。
現在服用しているお薬が骨に影響するか心配な方は、自己判断で中止せず、医師にご相談ください。
骨粗鬆症は早い段階で骨の状態を確認することで、骨折の予防につながります。大阪府高槻市の池浦整形外科では、日本骨粗鬆症学会認定医が骨密度検査を行い、骨粗鬆症の診断や治療、予防についてご提案しています。骨粗鬆症が心配な方や骨密度検査をご希望の方は、お気軽にご相談ください。







